家を買う予算の内訳項目
家を買うと一口に言っても内訳は様々です。この記事では外構予算の決め方について解説します。土地、建物、外構、家具、その他諸費用(税金,手数料など)を総合的に考えて予算内に収めなければいけません。
1-4. 外構予算の決め方
結論
ハウスメーカーや工務店などの住宅建築会社は外構については雑に(少なめの)予算枠を取るだけで、自分で気付いた時には外構予算が足りなくなり妥協するパターンが多いので要注意です。というのは、外構は建築会社の専門外だからです。また、外構は外構専門の会社に外注することになるため、顧客の決められた総予算の中から少しでも多く建物にお金を使って欲しいと考えるのはビジネスとして当然ともいえます。
折角の注文住宅が台無しになるので、外構はしっかりと予算を取ることをおすすめします。
外構の項目別予算
門周り 15〜30万円
門扉、門柱、ポスト、表札などです。必須です。
玄関アプローチ 10〜15万円
玄関から敷地の入り口を結ぶ部分の舗装です。必須です。
駐車場・駐輪場 30〜60万円
駐車場や駐輪場は土間コンクリートにすることをおすすめします。カーポートといわれる、屋根をつける場合は追加で30〜70万円の予算が必要です。
植栽 5〜15万円
植栽無しにすることも可能ではありますが、少しあるだけで全く印象が変わるので植えることをおすすめします。管理が面倒であれば、病気に強く、虫がつきにくい樹種を選べばOKです。
塀 50〜100万円
土地の境界線を明示し、防犯のためにも必要です。意外と高いですが、塀かフェンスのどちらかは必要です。
フェンス 40〜80万円
目隠しや防犯対策などのため設置するものです。塀の代わりになるようなものも選べます。こちらも意外と高いです。
テラス(タイルorウッドデッキ)50〜70万円
建物工事の一環で建築会社が請負うこともありますが、外構予算に含まれる場合もあるので確認が必要です。意外といい値段するので、本当に使うかどうか冷静に考えましょう。ちなみに私は美味しいものを食べることが趣味なので炭火調理を気兼ねなくしたくて、奮発してタイルデッキを作りました。
照明 20〜40万円
表札/門柱や植栽(シンボルツリー)を照らすライトをつけると一気に高級感が出ます。また、テラスを夜に使いたい場合や駐車場から玄関までの間など、実用的な照明も設置方法によっては外構予算として見る必要があります。
庭 50万円〜
値段は人工芝>>天然芝>>>>砂利です。庭は人によって理想の形が違いすぎて予算として示すのが難しいですが、なにもせず土のままだと雑草だらけになるので、防草シート+砂利敷きは最低でも施工する必要があります。